Google AdSense にサブドメインのサイトを登録してみた。

Google AdSense にサブドメインのサイトを登録してみました。2023年の2月ごろAdSenseの管理画面が変わりサブドメインの追加ができなくなっているようです。ですので、ads.txt の編集をしてサブドメインをAdSenseに認識させました。メインドメインのサイトがAdSenseの審査に通っていれば、サブドメインのサイトは審査が不要のようです。

まず、サブドメインのサイトで利用する広告を用意します。AdSenseの管理画面の「広告ユニットごと」のタブから新規に作成します。既存の広告を利用しても良いですが広告ユニットごとにレポートが出るため、分けておいたほうがわかりやすいと思います。

< > の記号のところをクリックしてAdSenseの広告コードを取得します。これをサブドメインのサイトページに貼り付けます。

次に、ads.txt を用意します。以下はメインドメインの ads.txt です。

google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0

pub-0000000000000000 はアカウントIDです。ALLゼロとしていますので各自のアカウントIDに読み替えてください。メインドメインの ads.txt には以下の1行を追記します。

subdomain=sub.example.com

sub.example.com は追加するサブドメインです。編集後の ads.txt です。


# メインドメインのads.txt
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
subdomain=sub.example.com

サブドメインのほうの ads.txt ですが、こちらは編集前のメインドメインの ads.txt と同じです。ads.txt を新規作成をします。ads.txt はサイトのトップページ(index.html がある場所)に配置します。


# サブドメインのads.txt
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0

メインドメイン、および、サブドメインの ads.txt の準備はできました。AdSenseに ads.txt を読み込ませます。AdSenseの管理画面の「サイトの管理」からメインドメインのサイトをクリックします。

ads.txt を検出する画面になります。右下にある「更新を確認」をクリックします。

「ads.txt が見つかりました」のメッセージが表示されれば ads.txt は読み込まれています。ads.txt を検出する画面の前回のクロールの日時も更新されます。

サブドメインのAdSenseの広告ですが、すぐには表示されないようです。しばらく時間が経ってから広告が表示されるようになりました。AdSenseの管理画面には翌日になってからサブドメインのサイトが表示されていました。

Google Search Console に新しいサブドメインのサイトを登録する。

Google Search Console に新しいサブドメインのサイトを登録してみました。別の新しいドメインの場合も同じかと思います。そのやり方を記載しておきます。

Search Console にログインして管理画面の左上にあるサイトの選択リストから「プロパティを追加」を選びます。

プロパティタイプの選択の画面が表示されます。ドメインのほうに新しく登録するサブドメインを記載します。「続行」のボタンを押下します。

DNSレコードでのドメイン所有権の確認の画面が表示されます。DNSのTXTレコードに登録するコードが表示されているので、これをコピーします。右下の「確認」ボタンはまだ押下しません(そのままにしておく)。

別のウィンドウでDNS設定の画面を開きます。僕の場合は LightSail(Amazon linux 2023) を使用していますので、その画面の例です。

レコードタイプには「TXTレコード」、レコード名は「@」、TXTレコードの応答内容に先ほどコピーしたコードを記載します。記載をしたら「保存」を押下します。

DNSのTXTレコードの登録が完了したら、先ほどのDNSレコードでのドメイン所有権の確認の画面で「確認」ボタンを押下します。

Google側の確認が正常に行われると「所有権を証明しました」の画面が表示されます。「プロパティに移動」を押下します。

Search Console に登録されたばかりだと集計するデータがないので「データを処理しています。1日後にもう一度ご確認ください」となっていました。

翌日に確認すると表示がされていました。クリック数が0回です。。

新しいサイトのサイトマップも登録しておきます。管理画面の左側の項目からサイトマップを選びます。新しいサイトマップの追加のところに sitemap.txt を配置するURLを記載します。

サイトマップにはXML形式もありますが、遷移するページが少ない場合はTXT形式で記載したほうが楽だと思います。今回の新しいサイトは小規模ですのでTXT形式でサイトマップを作成しました。

TXT形式の場合のサイトマップ(sitemap.txt)は以下のような記載となります。

https://sub.example.com/sample01/memo.html
https://sub.example.com/sample01/file.html
  :
(遷移するページのURLを記載していく)
  :
https://sub.example.com/sample09/request.html
https://sub.example.com/sample09/image.html

なお sitemap.txt はサイトのトップページ(index.htmlと同じ場所)に配置しています。「送信」ボタンを押下すると Search Console がサイトマップを取得しに行きます。

「送信」ボタンの押下直後だとステータスが「取得できませんでした」となってしまいました。

ただその行をクリックして確認すると「サイトマップは正常に処理されました」となっています。検出されたページ数も sitemap.txt に記載したレコード数と一致していました。

しばらくしてからサイトマップを見直してみるとステータスが「成功しました」になっていました。

Search Console のもう一つの設定として robots. txt の設定があります。

robots. txt ですが、これは必ずしも設置が必要なものではないようです。

Googleのヘルプによると「robots.txt とは、クロールを禁止するサイトの URL やディレクトリを検索エンジンに伝えるテキストファイルの名前です ・・(中略)・・ 小規模なサイトであれば、robots.txt ファイルはおそらく必要ありません。」とのことでした。

ですので今回は robots. txt の設置は割愛しています。