yum list updates で Peer’s Certificate has expired のエラーが出た。

CentOS 7 で yum list updates を行ったときに Peer’s Certificate has expired. のエラーが出ました。エラーになったのは epel/x86_64/primary_db というもの。以下がその時のログ(抜粋)です。


# yum list updates
 :
epel/x86_64/primary_db         FAILED                                          
https://mirror.01link.hk/epel/7/x86_64/repodata/b5c06b35... : [Errno 14] curl#60 - "Peer's Certificate has expired."
他のミラーを試します。
It was impossible to connect to the CentOS servers.
This could mean a connectivity issue in your environment, such as the requirement to configure a proxy,
or a transparent proxy that tampers with TLS security, or an incorrect system clock.
You can try to solve this issue by using the instructions on https://wiki.centos.org/yum-errors
If above article doesn't help to resolve this issue please use https://bugs.centos.org/.
 :

システムクロックが正しくないと言っていますが、どうもそうではないらしい。調べてみるとCAの証明書が古いからのようです。yum upate すればCAの証明書(ca-certificatesのパッケージにある)も更新してくれると思い、そのままやってみました。もともと yum list updates のあとに yum upate をするつもりでした。以下がログ(抜粋)です。


# yum update
 :
---> パッケージ ca-certificates.noarch 0:2021.2.50-72.el7_9 を 更新
---> パッケージ ca-certificates.noarch 0:2022.2.54-74.el7_9 を アップデート
 :

yum upate の結果、2021年のパッケージだったものを2022年のものに更新したようです。もう一度、yum list updates をしてみたらエラーはなくなりました。

yum list updates のエラーログで「他のミラーを試します」と表示されましたが、他のミラーサイトもダメだったんでしょう。そもそもCA証明書が古かったのだから。そのため、英語のようなメッセージが表示されたのだと思いました。

ubuntuからプリンターに印刷するのが手間不要だった。

EPSONのプリンターを買いました。ubuntuから印刷できるようにLinux用のプリンタドライバーがあるかどうかと気になっていたのですが、今はドライバーなんて不要なのですね。今さらながら知りました。ubuntuが IPP Everywhere や AirPrint に対応しているからドライバレスで使えるようです。

IPP Everywhere や AirPrint はプリンタの検出と印刷機能をOSに装備して、ドライバを入れなくても印刷ができるようにしたもののようです。プリンターも IPP Everywhere や AirPrint に対応している必要があります。

買ったプリンタは PX-M6011F という大きいEPSONのプリンターなのですが、これがAirPrintに対応していました。設定画面のプリンターを見たときにEPSONのプリンターが表示されていました。ubuntuとプリンターを無線LANにつなげれば、自動で検出されるようです。

※下のはCanonのプリンターで、こちらはLinux用のプリンタドライバーをいれてます。

CUPSの画面「http://localhost:631」のプリンタータブを見てみると、driverlessと表示されています。

EPSON_PX_M6011F_Series をクリックしてテストページの印刷をしてみると、プリンターからテストページが印刷できました。

IPP Everywhere は ChromeOS(Chromebook)が対応しているし、AirPrint は iOS(iPhoneやiPad)が対応しているから、プリンタメーカーもその対応をプリンターに入れているみたいです。今までubuntuから印刷するにはドライバー問題を気にしていたけれど、そういう心配はもうないんですね。