ubuntuにCanonのスキャナドライバをインストールしてみた。

ubuntu 18.04 LTSにCanonのスキャナドライバをインストールしてプリンタからスキャンができるようにしてみました。プリンタは「PIXUS MG5730」です。Canon製品であれば、他のプリンタも同じ手順だと思います。

まず、Canonのソフトウェアダウンロードのページに行きます。

プリンターから「インクジェットプリンター」を選びます。

プリンターの種類から「インクジェット複合機」を選びます。

プリンターの機種を選びます。「PIXUS MG5730」を選びました。

OSは「Linux」を選びます。

ソフトウェアからは「ScanGear MP Ver. 3.20 for Linux」を選びます。

ubuntuの場合はdebianのほうの「HTTPダウンロード」を押下し、スキャナドライバをダウンロードします。

なお、2020/11/3時点のCanonのホームページだと動作環境は「ubuntu 15.04」となっています(ピンク枠のところ)。ubuntu 18.04 にこのドライバをインストールしてスキャンをしていますが、今のところ問題はないです。

また、インストールについての操作説明書がダウンロードできます(青枠のところ)。ここにインストール方法が書かれていて、この手順でインストールをしました。

では、実際にスキャナドライバのインストールをします。

ダウンロードしたファイルをtarコマンドで解凍します。ダウンロードしたファイルは「scangearmp2-3.20-1-deb.tar.gz」というファイル名でした。

$ tar zxvf scangearmp2-3.20-1-deb.tar.gz

解凍すると「scangearmp2-3.20-1-deb」というフォルダがカレントディレクトリにできるので移動します。

$ cd scangearmp2-3.20-1-deb

「install.sh」があるのでsudoコマンドでこれを実行します。

$ sudo ./install.sh

インストールが行われます。しかし、、パッケージ libpango1.0-0 がないとうことでエラーになってしまいました。

そのため、libpango1.0-0 をインストールします。

$ sudo apt install libpango1.0-0

libpango1.0-0 が入りましたので、改めて install.sh を実行します。

スキャナドライバのインストールができたようです。

実際にプリンタでスキャンをしてみます。プリンタの電源を入れてプリンタの原稿台ガラスに原稿をセットします。ターミナルソフトのコマンドラインから以下を入力します。

$ scangearmp2

そうすると「スキャナーの選択」のダイアログが出るはずなのですが、使用できるスキャナーが見つからない旨のメッセージが出ました。初回はこのようになるのかもしれません。ちなみにプリンタとubuntuは無線LAN経由で繋げています。

とりあえず「OK」を押下すると「スキャナーの選択」のダイアログが出たので「スキャナーリストを更新」を押下します。

プリンタが検出されたようです。「OK」を押下します。

スキャンに関する設定項目が表示されます。「スキャン(JPEG)」もしくは「スキャン(PDF)」のどちらかを押下します。

保存先を指定するダイアログが出るので任意の場所を選び、ファイル名を指定します。「保存」ボタンを押下するとスキャンされた画像が選んだ場所に保存されます。

なお、ターミナルソフトで scangearmp2 のコマンドを打つとダイアログ画面が表示されるのですが、その裏で「Failed to load module “canberra-gtk-module”」のメッセージが表示されていました。

このエラーメッセージが表示されていてもスキャン自体は問題なくできますが気持ちが悪いので対応しておきます。

「dpkg -l | grep libcanberra」でインストールされているパッケージを確認してみたところ、以下が入っていました。

・libcanberra-gtk3-0:amd64
・libcanberra-gtk3-module:amd64
・libcanberra-pulse:amd64
・libcanberra0:amd64

libcanberra-gtk-module は上記のものとは違うようなので、このパッケージをインストールします。

$ sudo apt install libcanberra-gtk-module

再度、scangearmp2 のコマンドを打つと「Failed to load module “canberra-gtk-module”」のメッセージは出なくなりました。

ubuntuにCanonのプリンタドライバをインストールしてみた。

ubuntu 18.04 LTSにCanonのプリンタドライバをインストールして印刷ができるようにしてみました。プリンタは「PIXUS MG5730」です。Canon製品であれば、他のプリンタも同じ手順だと思います。CanonのLinux用プリンタドライバの対応状況はこちらです。

まず、Canonのソフトウェアダウンロードのページに行きます。

プリンターから「インクジェットプリンター」を選びます。

プリンターの種類から「インクジェット複合機」を選びます。

プリンターの機種を選びます。「PIXUS MG5730」を選びました。

OSは「Linux」を選びます。

ソフトウェアからは「IJ Printer Driver Ver. 5.20 for Linux」を選びます。

ubuntuの場合はdebianのほうの「HTTPダウンロード」を押下し、プリンタドライバをダウンロードします。

なお、2020/10/31時点のCanonのホームページだと動作環境は「ubuntu 15.04」となっています(ピンク枠のところ)。ubuntu 18.04 にこのドライバをインストールして印刷をしていますが、今のところ問題はないです。

また、インストールについての操作説明書がダウンロードできます(青枠のところ)。ここにインストール方法が書かれていて、この手順でインストールをしました。

では、実際にプリンタドライバのインストールをします。プリンタは電源を入れて接続できる状態にしておいてください。

ダウンロードしたファイルをtarコマンドで解凍します。ダウンロードしたファイルは「cnijfilter2-5.20-1-deb.tar.gz」というファイル名でした。

$ tar zxvf cnijfilter2-5.20-1-deb.tar.gz

解凍すると「cnijfilter2-5.20-1-deb」というフォルダがカレントディレクトリにできるので移動します。

$ cd cnijfilter2-5.20-1-deb

「install.sh」があるのでsudoコマンドでこれを実行します。

$ sudo ./install.sh

インストールが行われます。

インストールが完了するとプリンタの登録作業に入ります。Enterキーを一度押下します。

まず最初に「接続方法の選択」をします。USBかネットワークを選ぶのですが、僕の環境は無線LANでのプリンタ接続であるためネットワークのほうの「2」を入力してEnterキーを押下します。

次に「プリンターの選択」を行います。検出された対象プリンターに「Canon MG5700 series」とあるので「1」を入力してEnterキーを押下します。

今度は「プリンターの登録」を行います。プリンタの名前は「MG5730LAN」としてEnterキーを押下しました。

最後に「通常使うプリンターに設定」するかどうかを決めます。通常使うプリンタにするので「y」を入力してEnterキーを押下します。これでプリンタの設定が完了します。

プリンタが登録されているか確認してみます。ubuntuの設定画面からデバイス→プリンタとたどると「MG5730LAN」がプリンタとして登録されていることがわかります。

テストページを印刷してみます。ウェブブラウザーを開いて「http://localhost:631」と入力します。CUPSの管理画面が開きます。「プリンター」タブを選びます。

プリンタが表示されているので、それを選びます。

プルダウンから「テストページの印刷」を選びます。印刷ができることを確認してみてください。